2013年12月23日月曜日

V1.1.0の新設定画面の説明

V1.1.0で設定画面が変更になりました。

キャッシュ関連の設定項目が2つ増えました。



キャッシュは、まとめ書きのために一時的にメモリ上に蓄えているデータです。最大で256Kバイトのデータがバッファに蓄えられます。バッファが一杯になると、まとめ書きがデバイスに対して行われます。

パソコンをシャットダウンしたときや、「取り外し」を実行した場合には、自動的にキャッシュはデバイスに書き出されます。しかし、うっかり「取り外し」を実行せずにUSBメモリを抜いてしまった場合には、キャッシュはデバイスに書き出されずに消失します。このデータ消失を少なくするためには、キャッシュをこまめにデバイスに書き出しておく必要があります。ただし、バッファが一杯になる前に書き出すことになるため、まとめ書きの効果が小さくなります。

性能を優先するか、データの安全性を優先するかは、キャッシュの設定を変更することによって選択することができます。キャッシュ タイムアウトを長く設定すると性能が優先され、短く設定すると安全性が優先されます。フラッシュを忠実に実行するを有効にすると、安全性がより優先されますが、書き込みのパターンによっては性能が大幅に劣化する可能性があります。

キャッシュ タイムアウト

キャッシュがメモリ上に滞留できる最大時間を設定します。1秒から120秒の間を1秒単位で設定できます。特別な設定として∞が設定できます。∞を設定するには、0を入力してください。

フラッシュを忠実に実行する

Windowsの内部で呼ばれるフラッシュ動作(SRB_FUNCTION_FLUSH,SCSIOP_SYNCHRONIZE_CACHE等)に連動して、キャッシュを書き出します。

補足

「取り外し」を実行せずにUSBメモリを抜いた場合には、Flash Drive Levelingが抱えているキャッシュの他に、Windowsがファイルシステム内に抱えているキャッシュの消失の可能性もあります。したがって、「取り外し」を実行することが確実に安全な方法です。

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